【VBA】対象PCへPingコマンドを実行する【PC死活監視】

VBAから
 ・対象PCへ
 ・Pingコマンドを実行
できます!

「WMI」を使用することで
実行できます!

「WMI」がナニモノなのか、
具体的に説明するのは難しいです…

またループ処理の中で
 ・一定間隔で
 ・繰り返しPingコマンドを実行することで
 ・PCを死活監視
できます!
※PC死活監視とは「PCが起動しているか、ネットワークに接続されているか」を確認することです。
※この記事ではPC死活監視のVBAコードは記載していません。
※この記事と参考記事を組み合わせることで、PC死活監視のVBAコードを作成できます。

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VBAコード

ここでは例として、
 ・コンピューター名(ホスト名)が「serverhost」のPCへ
 ・Pingコマンドを実行して結果を取得
します。
※「serverhost」は私のネットワーク上に存在するPCの「コンピューター名(ホスト名)」です。

'変数の宣言を必須
Option Explicit

Sub sample()
    
    Dim objLocator As Object
    Dim objServer As Object
    Dim objPingSet As Object
    Dim ping As Object
    
    Set objLocator = CreateObject("WbemScripting.SWbemLocator")
    Set objServer = objLocator.ConnectServer()
    
    '対象PCを指定
    '対象PCはIPアドレス or コンピューター名(ホスト名)で指定
    Set objPingSet = objServer.ExecQuery _
                     ("Select * From Win32_PingStatus Where Address = 'serverhost'")
    
    'Pingの実行と結果を取得
    For Each ping In objPingSet
        Select Case ping.StatusCode
        Case 0
            MsgBox ("Ping成功")
        Case 11010
            MsgBox ("Ping失敗【タイムアウト】")
        Case 11003
            MsgBox ("Ping失敗【到達不可】")
        Case Else
            MsgBox ("Ping失敗")
        End Select
    Next
    
    '後片付け
    Set objLocator = Nothing
    Set objServer = Nothing
    Set objPingSet = Nothing
    
End Sub

「CreateObject(“WbemScripting.SWbemLocator”)」により、「SWbemLocatorオブジェクト」を取得します(11行目)

「SWbemLocatorオブジェクト」の「ConnectServer」メソッドにより、「SWbemServicesオブジェクト」を取得します(12行目)。

対象PCを
 ・「IPアドレス」または「コンピューター名(ホスト名)」で指定
します(17行目)。
※上記では「serverhost」を指定しています。

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実行結果

対象PCへPingコマンドを実行し、結果を取得できました。

●対象PCが起動している かつ ネットワークに繋がっている場合
Pingが成功しました。

Ping成功
Ping成功


●対象PCが起動している かつ ネットワークに繋がっていない場合
●対象PCが起動していない場合
Pingが失敗しました。

Ping失敗
Ping失敗
Ping失敗
Ping失敗

「コンピューター名(ホスト名)」を指定してPingが失敗した場合は、「IPアドレス」を指定して実行してみてください。
※名前解決(ホスト名からIPアドレスを取得する処理)で失敗しているのかもしれません。

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参考①

Pingコマンドの結果をそのまま取得することもできます。

詳細は以下の記事をご確認ください。

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参考②

ループ処理の中で
 ・一定間隔で
 ・繰り返しPingコマンドを実行することで、
 ・PCの死活監視
ができます。

PCの死活監視をする場合、Pingコマンドを実行するたびにPingコマンドの結果を
 ・テキストファイルへログとして出力したり
 ・失敗した場合はメールで通知したり
したら良いと思います。

一定間隔で実行するためには、sleep処理が必要です。

sleep処理については、以下の記事をご確認ください。


ログの出力方法については、以下の記事をご確認ください。


メールで通知する方法については、以下の記事をご確認ください。
※メールを送信する方法は2種類あります。


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参考③

PCではなく、Webサイトの死活監視もできます。

詳細は以下の記事をご確認ください。

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参考④

「WMI」の詳細は、公式サイトをご確認ください。
※見てもよく分からないかもですが

●WMI

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参考⑤

上記のVBAコードで使用した以下の詳細は、公式サイトをご確認ください。

●SWbemLocatorオブジェクト


●SWbemServicesオブジェクト

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参考⑥

Ping結果の詳細は、公式サイトをご確認ください。


上記によるとPing結果が
 ・「11010」は「Request Timed Out(=タイムアウト)」
 ・「11003」は「Destination Host Unreachable(=到達不可)」
です。

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